ジャーナルJOURNAL
京都工繊
京都工繊に行ってきました.
目的は村野藤吾の原図を見せてもらうの,新しくできた建物の見学,学生さんの設計環境と図面を見るということなど盛りだくさん.
建物は岸さんの食堂棟,木村さんの記念会館,角田さんの同窓会の会館.食堂棟は自由に見られるので食事をしながら見学.残りの二つは角田さんに案内していただきました.
設計者ならではの話が聞けてとても勉強になりました.どこでもいろいろあるもので,悩んでいるのは自分だけではないと.
しかし,とてもいい機会だったのは村野藤吾の原図を見られたこと.一つの建物で書いている図面の数の多さに驚きました.広島の記念聖堂の立面のスケッチはあらゆる可能性をつぶしていくような図面の量.ものづくりへのエネルギーがそのまま残っているようでとてもいい経験になりました.
これだけの図面があるので,京都工繊で村野事務所から委託された図面のまだ6割程度しか,整理されていないということ.地道な作業にほんと頭が下がります.