ジャーナルJOURNAL

建築コーディネートとは

今週も,現場巡りを続けながら監理業務をすすめています.

まずは,東住吉区の家は大工さんが着々と作業を進めていってくれています.

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SIMPLEXの十八番,現場監督さんには内緒で現場に行って,抜き打ちチェック.

水切りと通気層と透湿防水シートの納まりもしっかり確認しました.

大工さんは設計・監理者の私の突然の来訪にも慌てることなく,コーヒーまでご馳走してくれる余裕の上に,帰り際にはまた来てくださいねと声をかけられる.

むむむ,なかなかやるな!

仕事に自信があることが伝わってきます.ありがたいことです.

そして,美賀多台の家は基礎の配筋検査.

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基礎の底盤,地中梁,その鉄筋の太さ,本数,ピッチ,かぶり,定着,継手位置など,仕様書の通りに施工されているか全て見ていきます.

きちんとよい仕事をしている鉄筋は美しいというのが私の持論.

むむむ,なかなかやるな.

部分的な是正はあるものの,なかなかの美しさ.

その上,壁の差し筋をステッキフック付にして,上下テレコにいれて,差し筋カバーをする必要なくし,定着もよくして,鉄筋間隔も確保して,台直しも少なくするという,玄人好みな仕事.(この意味がわかればかなりの玄人さんです・・・)

職人さん,監督さんありがとうございます.

SIMPLEXは現場に足を運んで,工事の状況をチェックしていきます.それもプロの目線でしっかりと.

明日行きますと監督さんに言えば,明日来るからといつもと違うことをして待ちうけているかもしれませんが,こっそり行けばいつもの現場の様子がわかります.

基礎の配筋検査でしっかり全てを見ていけば,この設計事務所は配筋やかぶりについてうるさい設計事務所だな,これから施工する部分もちゃんと仕事をしなくてはいけないなと職人さんにも監督さんにも感じてもらえます.

そうすることが現場運営がうまくいき,お施主さまの安心につながるとSIMPLEXは思っているからです.

現場からすれば面倒くさい設計事務所と思われるかもしれませんが,工務店さんとお施主さんの関係が工事中,そして住み始めてからも良好にいくのであれば,SIMPLEXは喜んで嫌われ役になります.

そうすることで,お施主さまの工務店さんへの感謝の気持ちもきっと増えて,工務店さんにも結果的に喜んでもらえるとSIMPLEXは思っているから.

これが私たちの提唱する建築コーディネートの一部です.

もちろん建物の使いやすさやデザインは設計段階での模型を使った検討やお施主さまとの打合せを重ねることで解決していきます.

最上級の安心を提供できるようSIMPLEXは日々精進してまいります.