ジャーナルJOURNAL
横須賀
お上りしたついでに,1日かけて神奈川の建築をいくつかみてきました.
まずは横須賀美術館.
生憎の曇り空,そのうえ気温もかなり低い…
オープン前に着いたのでまずは周りをぐるぐると.散歩コースのようになっていて,敷地内はウォーキングをする人や犬の散歩をする人なんかが歩いてました.
これがガラスのダブルスキンかと見ながら.
当然,屋根もガラス張り!微妙な水勾配が付いています.上にある歩行用のデッキはガラスの四角のジョイント部分から柱が立ち上がっていてその上に床が組んであります.
近くか見るとこんな感じで,天井裏にはたくさんの設備や構造材が入っています.
アプローチ部分の庇.一番手前にレストランがあって意外とメインの入口がどこだかすぐにはわかりませんでした.
内部は限定されたエリアで撮影可能でした.
エントランスの見返し.天気が良ければ青い海と空が見えてたはず.
展示スペースは3層吹き抜け抜けの常設展示と1層分の規格室があり,3層吹き抜けのところは局面の天井と丸い開口からの太陽光で穏やかな明るさとなっていて,美術館特有の緊張感のようなものが少なくて,とてもいい空間でした.
ディテールもやはりしっかり考えられていて,防火区画もシャッターを一切使わずに,大型の開き戸が壁に隠されていてそれがどーんとしまってくるようになっています.
シャッターレールがないので戸当たりのアングルと壁と同面に納められた扉とのスリット状の切れ目しか見えません.
それに,外周部分は局面の天井となっているので,そこで区画が発生しないようになっています.これは,プランと防火戸との位置を見ていかなければなかなか解釈が理解できそうになかたです.たぶん防火避難の検証をして,実証しているのでしょう.
扉は煙感連動でしょうから,しまっている姿が見られませんが,もし閉じるとなったら,すごい光景がみられるはずです.
かなり遠かったですが,ごはん食べたり,海に行ったりすれば一日十分過ごせそうです.
曇りはここまでで,このあとは雨に降られながらの見学になりました…
つづく