山芦屋の家
RC・鉄筋コンクリート造
住宅
芦屋の山手の斜面地に建つRC造外断熱全館空調の住宅。
南側敷地とは高低差があるために、近隣建物の位置関係によっては2階でも大阪湾が一望できるポテンシャルのある敷地です。
メインとなる家族の過ごすリビングを眺望が取れる位置に配置して、敷地内の高低差を利用した地階から塔屋階までの4層分のスキップフロアの高さをレンガタイル張りの大きな吹抜テラスを見ながら上下できるような構成としました。
リビングから見える近景をバルコニー壁でトリミングすることで、近隣を気にせず大阪湾への眺望を楽しむことができるようにして、地上部分にはその壁を利用した寝室からも楽しめるプライベートガーデンを設けました。
屋上テラスからはF.L.ライト設計の山邑邸を眺めることができる芦屋のポテンシャルを活かした住宅となったと思っています。
また、外断熱としてRC造の蓄熱性を生かして、全館空調と併用することで『夏は涼しく冬は暖かく』を低いランニングコストで実現しながら、常に温度調節された新鮮な空気が取り入れてられる今のこの時代に暮らしやすい住宅性能も確保しています。