RCの躯体をしっかりつくれば、ライフスタイルの変更はなんとでもなる!
茶室のあるRC造二世帯の家
箕面の交通量の多いバス道に面した敷地に、親子2世帯が暮らす住宅です。
交通量が多く車が止めにくかったのでロータリーを設けて、建物自体は道路から少し離して配置しました。
外観は御影石を荒々しく積んだ1階の上にガラス張りの廊下が跳ねだしたデザインとなっています。
騒音の問題などからRC造として、将来の間仕切り変更に対応できるようにラーメン構造とし、配管設備等の交換に対応できるよう床下ピット等を設けて、長期的なライフスタイルの変更に対応できるようにしています。
1階にはお茶室を設けてあり、大勢の来客にも対応できるようなプランとなっています。
- 所在地
- 大阪府箕面市
- 敷地面積
- 約595㎡ 約180坪
- 延床面積
- 約340㎡ 約100坪
- 間取り
- 2世帯+茶室+応接室
- 構造・規模
- RC造、地上2階
- 用途
- 2世帯住宅
- 設計
- 増田敬彦
シンプレックス一級建築士事務所
(共同設計) - 施工
- 株式会社徳岡工務店
- 竣工
- 2012年6月
- 写真撮影
- 平 桂弥
荒々しい御影石張りのボリュームの上にガラス張のヴォリュームが跳ね出してのっています。
夜には照明計画により建物が目立つように計画してあります。
南側には家庭菜園のスペースのある日本庭園があります。
日本庭園に向かってRCの深い軒のある開口部が並んでいます。
夜には開口部からの明かりで庭が照らされる計画となっています。
玄関を開けると広いホールがあり、その奥には日本庭園が広がっています。
ホールの先には茶室の躙口に続く、通路があります。
茶室は以前の母屋にあったものを生け捕りにして、RC造の建物の中に再び組み直して設置しています。