大きな窓があっても、プライバシーが守られ,温度環境も穏やかな
外断熱RC造全館空調の家
阪急苦楽園駅近くの風致地区内の石積擁壁に囲まれた南西角地に建つ個人住宅です。
敷地形状にあわせて東西に拡がりのある計画として、家族の気配が常に感じられる空間としています。
採光や近隣建物との関係なども考慮して大きな開口部を設けています。
仕上げの内外の連続性、断熱性、熱効率等にも注意を払った家族が暮らしやすい空間となりました。
2007年 日本建築家協会 優秀建築選2007
- 所在地
- 兵庫県西宮市
- 敷地面積
- 約325㎡ 約100坪
- 延床面積
- 約285㎡ 約85坪
- 間取り
- 地下駐車場+5LDK
- 構造・規模
- RC造、地上2階地下1階
- 用途
- 一戸建ての住宅
- 設計
- シンプレックス一級建築士事務所
- 施工
- 三和建設株式会社
- 竣工
- 2006年10月
- 写真撮影
- 松村芳治
既存石積み擁壁のある斜面地に地階掘込駐車場を設けてその上に2層分の住宅をのせています。
道路レベルからの視線を意識して、2階部分に大きな開口部を設けて、リビングの採光を確保しています。
大きく跳ね出した庇と、特注タイルによるファサード
夜には道路に対しても存在感のある照明計画としています
玄関に入る2階の大きな開口部からの光に導かれるように室内に入っていきます。
道路から見えていた大きな開口部はそのまま吹き抜けとなっていて、ここから室内に光を沢山取り入れることができます。
リビングには時間と季節の変化によって色々表情の光が差し込みます。
北側部分は2層分の吹き抜けとなっていて一面にレンガタイルが張ってあります。
吹抜け部分と階段部分にはトップライトからの明るい光が降りてきます。
リビングはブラックチェリーのフローリングとレンガタイルと漆喰に囲まれた落ち着いた雰囲気の空間になっています。
大きな窓のある広いキッチンは開口部でダイニングとつながっています。