空間の広がりを感じるための工夫の詰まった
鉄骨造スキップフロアの家
阿倍野区の風致地区内に建つ3階建ての住宅です。
周辺敷地の状況や敷地の条件を最大限に引き出すとともに、就学前の男の子二人のこれからの成長に応じることができる、立体的なひろがりを感じられるスキップフロアの計画としています.
フロストガラスのファサードは光を一杯に取り入れながらも、十分なプライバシーと広がりあるインテリアをつくりだすようにしています。
- 所在地
- 大阪市阿倍野区
- 敷地面積
- 約100㎡ 約30坪
- 延床面積
- 約140㎡ 約43坪
- 間取り
- 3LDK
- 構造・規模
- 鉄骨造・地上3階
- 用途
- 一戸建ての住宅
- 設計
- シンプレックス一級建築士事務所
- 施工
- ヤシマ
- 竣工
- 2005年3月
- 写真撮影
- 母倉知樹
ガラス貼りのファサードは鉄骨サッシュでスッキリとした印象になるようにしています。
バルコニー部分にはルーバーでスリットを設けて風の通り道を確保しています。
夜にはガラスに近づくと中の景色が染み出してきます。
玄関ホールには階段の踊り場と一体になった下足箱を設けています。
2階に上がるとステンレスワイヤーの転落防止柵越しにリビングが見えてきます。
ポリカ複層板とガラスのダブルスキンの壁面が家族のスペースに光を取り入れます。
スキップフロアとなっていて、大きな吹抜けのある空間が特徴になっています。
バルコニーはグレーチングでできていて、下階まで光を届けることができます。
リビングダイニングと同じレベルでつながるバルコニーは平面的な広がりをあたえます。
和室はポリカ複層板と和紙によって優しい光に包まれます。