線路沿いに建つ、敷地の奥行きを活かした凹凸のあるプランと中庭が家族をつなぐ家
阪急神戸線に面する奥行きのある斜面地に計画した住宅。
高低差を活かして、鉄筋コンクリート造の地下駐車場とその上に木造2階建ての住居部分を設けている。
奥行きのある変形敷地の形状を活かして建物プランを雁行させ凹凸のスペースをつくることで、ほとんどすべての部屋で南側からか中庭からの採光が得られるようにしているので、道路や隣地からの視線を気にすることなく暮らせるようになっている。
犬と暮すことも考慮して、1階の床はタイル張りとして、中庭のタイルデッキと連続した空間となるように全開放サッシュを採用している。
シンプルながらも素材感のある材料を使用して、グレーを基調とした配色することで流行りに左右されない普遍的なデザインとしている。
- 所在地
- 兵庫県西宮市
- 敷地面積
- 約90坪
- 延床面積
- 約65坪
- 間取り
- 6LDK
- 構造・規模
- 地階RC造+地上2階木造
- 用途
- 一戸建ての住宅
- 設計
- シンプレックス一級建築士事務所
- 施工
- 西友建設株式会社
- 竣工
- 2024年7月
- 写真撮影
- 平桂弥
ファサードには大きな開口部を設けながらも道路からの視線を気にせず暮らせるようになっています。
広く設けられた玄関土間からはどこからでもリビングにあがれるようになっていて、
2層分の吹き抜け階段とすることで光の差し込む広々とした空間となっています。
LDK空間からは玄関土間や中庭に直接アクセスすることができ、コントロールされた開口部から常に光の差し込む空間となっています。
少し奥まったところにあるキッチンは作業しやすく庭の緑の見えるスペースとなっています。
キッチンからはリビングやダイニングで過ごす家族の様子が一望できるようになっています。
ハイサイドライトからの光が差し込む玄関土間と一体的に使える家族集うLDK空間
色調を統一することで一体感のある洗面脱衣室と浴室
廊下は吹き抜けに面することで一般的な幅でも開放的な空間となっている
中庭とリビングは全開放サッシュによってフラットで一体的な空間となっています。